マレーシアからアメリカ・ニューヨークまで旅行に行ってきました。
マレーシアから日本まで7時間乗った後、さらに12時間半です。(これは往路。復路はもっと長い…)
普段乗るのがマレーシア・日本間の中距離路線というのはそうなんですが、長距離路線でさえ仁川からシアトルという10時間までしか乗ったことがありません。
今回の超長距離路線については不安しかありませんでした。
マレーシアから日本に行くだけでも疲れるのに、その約3倍の距離とは…?
そんな風に考えていると一週間前にANAからメールがきました。
入札形式のアップグレードに参加してプレミアムエコノミーにアップグレードしよう☆という「Bid My Price」へのインビテーションです。
- Bid My Price参加のメールが来る条件
- Bid My Price参加の注意点
- 入札可能額と実際の入札額は?
- 結局何人が参加したのか?空席確認
- エコノミーとの違いを楽しむ
- Bid My Price に利用価値はあるのか?
Bid My Price参加のメールが来る条件
Bid My Priceのメールが来るには条件があります。
- 予約クラスについては関係ない
- ANA公式ウェブサイトから購入していること
- 旅程開始国が対象国であること
- アップグレード先に空席があること
さらに詳しいことは下記公式ウェブサイトをご覧ください。
予約クラスについて関係ないと書いたのが、私自身が7月初旬にあった3日間限定タイムセールで購入した格安航空券でWとKだったためです。
それにも関わらず全区間においてアップグレード可能でした。
Bid My Price参加の注意点
- 席は選べません。
- 一度入札が確定したら辞退することはできません。
- 自動的に確定した金額がクレジットカードに請求されます。
- マイル・プレミアムポイントは予約時のクラスのままです。
席が選べないのが辛いところ。
内側の席になったら自由に立ち歩くことができませんからね…。
中距離ならまだいいですが長距離だとかなり厳しいです。
入札可能額と実際の入札額は?
入札可能額は2万円から5万円の間で千円刻みの固定です。
日本・マレーシア、日本・アメリカ間のどちらも同じ価格設定でした。
スライドバーで入札可能額を決めるのですが、2万円にすると「弱い」と出て5万円にすると「とても強い」となります。
このような文言は5段階に分かれていていますが、デフォルトの設定は3万円です。
私は下から二番目の範囲に入るギリギリのところ、24,000円で成田からJFKの間だけかけてみることにしました。
結局何人が参加したのか?空席確認
これがBid My Priceが開始された時の空席状態です。
12席もありますね。
通路側も沢山あるため上手くいけば通路側の席も取れそうです。
出発48時間前が締め切りですが、ほとんどちょうどの時刻に落札のメールがきました。
そして結果が発表された後、もう一度確認しに行くと9席埋まっていました!
まだ3席も空きがあったので2万円でも落札できましたねw
残念ながら通路は取れませんでしたが、窓側の席になったのでまだマシです。
エコノミーとの違いを楽しむ
ラウンジ利用ができる
マレーシアで満足に日本食が食べれていない私は今回ラウンジ利用を楽しみにしていました。
なぜならANAのホーム、ジャパンでのラウンジだったからです。
でもこれに関しては…マレーシアのマレーシア航空のビジネスラウンジの方がずいぶん良いです。
高級感とか、選べる料理の数とか、ライブキッチンとか、ドリンクコーナーやバーもありますからね、マレーシア。
とは言え日本食難民の私は楽しみましたよ。
炭水化物のオンパレード!いえいえまだ終わりません。
追いラーメン。食べすぎです。
生モノを期待していたのに、そんなネタはありませんでした。残念過ぎます。
帰りの成田でしっかり海鮮丼食べました。
ビジネスクラスのデザートが食べられる
1回目の機内食の後にデザートが配られます。
これがビジネスクラスと同じデザートなんですね。
二種類選べて、もう一つはフルーツとクリームのデザートでしたが私は栗のデザートに。
これはさすがに美味でございました。
ちなみに機内食そのものはエコノミークラスとまったく同じです。
(イスラム教国路線じゃないのでトンカツが出てきます!!)
あとはビジネス向けのドリンクも選べるので、お酒を飲む人には良いかもしれませんね。
シートが違う
エコノミーより広くてレッグレストがついたシートになります。
背もたれはあまり倒れないので横になって寝るという状態には程遠いのですが、レッグレストの存在感はすばらしかったです。
あれだけ長い時間乗ってもむくみをほとんど感じませんでした。
ちなみに私はエアアジアだと3時間で足を曲げられないほど浮腫みます…。
前のシートとの距離が遠く、テーブルもそれぞれのシートについているため、前のシートが最大まで倒しても全く違和感を感じないレベルです。
ただ内側の場合、トイレに行きたいために通路側の人に立ってもらう必要がありますがレッグレストをしまってもらったりしないと出れないので通常のエコノミーより面倒で申し訳ない気持ちになります。
アメニティがついている
座席の雑誌などおいてあるポケットにスリッパが。
スリッパを持ってくるのを忘れていたので助かりました。
AirBnb滞在先でも毎日履いていたら帰りの飛行機の中で破れました(笑)
履き心地はビジネスホテルにある白いスリッパよりは全然良いです。
他のアメニティは頼んだら一つづつくれます。歯ブラシも頂きました。
ビジネスのようにポーチに入ったアメニティではありませんが、うっかり忘れることはよくあるので非常に良いサービスだと思います。
Bid My Price に利用価値はあるのか?
今回は話題作りも込めて利用しましたが、また利用するか?と聞かれれば私の答えは確実にNOです。
なんと言っても席が選べないのは致命傷です。
プレエコで内側の席に座るくらいならエコノミーで通路側の席に座る方が何十倍も良いです。
帰りはエコノミーで帰ってきましたが、長距離エコノミーって中距離よりも席自体が広く作られてるんですね。普通に快適でした。
自由に動けますし、帰りの機内ではしみじみとプレエコ入札に2万円の価値は無いな…と感じたのです。
飛行機で眠れる人ならいいかもしれませんね。
私はいつもほとんど寝れず、今回も計1時間くらいしか寝ていないので動ける席だとありがたいです。
あとラウンジもそんなに良いものでしょうか?
どれだけ高い空港のお店でごはんを食べても5千円までですよ。
2万円もあれば好きなだけ食べられます。特別美味しいわけでもないし…。
ジュースならカードラウンジでもありますからね。(丸井のゴールド/無料に付いてるので使ってます)
そもそもプレエコってすっごく中途半端なんですよね。
ビジネスみたいに寝れないし、エコノミーとビジネスの中間というよりは極めてエコノミー寄りのクラス。
どうせ出すならってことで自腹でもプレエコじゃなくてビジネスを選びたいところ。
このような理由から二度目は無いです!
良い経験でした!ANAさんありがとう!