大学に通っていた頃は完全に普通の手帳を使っていてデジタルはほとんど利用していなかったのですが、仕事を始めてからデジタルの方が便利な場面が多く再び両方使いに戻りました。
手帳と言ってもアナログはバレットジャーナル、デジタルはTrelloとTodoistという両方ともTo-Doリストが中心の使い方をしています。
アナログ手帳のメリットとデメリット
メリット
- 絵を書いたりできて自由度が高い
- 書くと覚えやすい(個人差)
- 考えながら書くので頭の中も同時に整理される(個人差)
デメリット
- 物理的に手帳を開かないといけない
- 文字を書くのがデジタルより遅い
- 簡単に消せない
デジタルのメリットとデメリット
メリット
- 急な変更にも簡単に追加・修正対応が可能
- 別のデバイス間で共有ができる
- リマインダー・アラーム機能が使える
デメリット
- プラットフォームに依存するため自由度が低い
- デバイスの電源切れだと使えない
アナログだけで限界が来た理由
アナログのメリット少なくない?と驚いたことでしょう。
でもアナログ手帳に向き合っている時間が一番好きです。
手帳を手書きで書いている時間というのは時間の流れがゆっくりで、自分の思考に唯一じっくりと向き合っている時間であると思っています。長期的思考になります。
ストレスを減らして心を豊かにするためには欠かせないものだという考えなのですが一旦職場に出るとゆっくりとした時間を過ごすのが難しくなりました。
現在、約500人が勤めるウェブ企業でインバウンドセールス&マーケティングを担当していますが、私のように本社に勤めているのはその半分以下の人数で他の人たちは世界中に散らばっています。このため社内ではすべての業務がオンラインで行われています。
業務連絡も書類の提出も会議も全てオンライン。全員のスケジュールもGoogle カレンダーで管理されています。
99%がオンライン上で行われる職場では物理手帳を取り出して作業をすると流れが遮断されるような違和感を感じるようになってしまいました。
あの人に電話をしよう、メールを送らないと、といった止めどなくあふれ出るような小さなタスクを全てアナログ手帳に瞬時にリストアップするのは難しく、それらの弱点はデジタルの強味でもあるのです。
目の前の短期的な仕事を確実につぶしていく短期的な思考についてはやっぱりデジタルが一番です。
使っているデジタル管理システム
Google カレンダー
先述したように社内の共通プラットフォームがGoogleであるため、使わざるを得ない状況なのがGoogleカレンダーなのです。仕事のスケジュール管理は全てこの上で行われます。
特に私は外出も残業もまず無いので前職のようにプライベートと仕事のスケジュールが被るということもありません。完全に別々に管理をしても大丈夫です。
ここにプライベートの予定は書かないし、仕事の予定もアナログのバレットジャーナルには一切書きません。
Todoist
To-Doリストに特化したアプリケーション。
細かいことまで全部リストにして一つずつ潰していくのがオススメの方法です。ドラッグで簡単に並び替えもできて、操作は直観的でシンプル。
その代わりタイトルをつけてメモを書いて、というような重い使い方には向いていません。
自分をタスク処理機械と化してやらなければいけないことをただひたすら終わらす時に最適です。
Trello
TodoistとEvernoteの上位互換のようなアプリケーション。TodoistとEvernoteの良い所取り。
チェックリスト、プロジェクトわけ、画像の挿入などなど、もはやできないことは無いのでは?と疑いたくなる充実ぶりを無料アカウントでさえ体験することができます。
Googleドキュメントを開くまでもないけれど長文のメモなどを作成したい時は、ページ移動をする必要も無くどこに何があるかわかるため視認性が高く使いやすいです。
仕事はデジタル、プライベートはアナログ
正直スピードを求められる仕事の場合はアナログ手帳は完全に不向きで非常に使いづらいです。
せっかく仕事用にと意気込んでジブン手帳を買ったのですがお蔵入りすることとなりました。うちの職場には向いていません。
ただしプライベートについてはゆっくりと思考を整理しながら書く必要があるので自由度が極端に下がるデジタルは考え方を狭めてしまうため、アナログの方が適しています。
仕事での疲れを紙の手帳で癒すためには、仕事に紙の手帳を持ち込まない方が良いのかもしれませんね。
働く業界、業務内容などアナログ手帳が活きる場合もあるので試行錯誤しながら自分に合った使い方を見出すのが結局は一番です。