Stickerrificのブラシペンカリグラフィ講座に参加したときに学んだ水彩カリグラフィですが、ワークショップに参加する前に私が抱いていたイメージと実際に体験した感想が大きく違っていたので是非ともシェアしたいと思います。
ブラシカリグラフィに関する基礎知識
お話を進める前に、少し用語の説明をしていきます。
水彩カリグラフィとはブラシカリグラフィやモダンカリグラフィと呼ばれる筆ペンで文字を書く手法の一つです。
ブラシカリグラフィといえば「トンボのAT-B」や「呉竹のZIG」など元々インクが入っている筆ペンがよく使われます。
上の写真もトンボAT-Bで書いています。
キャップを外すだけでどこでも簡単に書けるのが最大の特徴ですが、色を混ぜたり幅広い色を表現することには向いていないとも言えます。
インク色に囚われず自由に味のあるブラシカリグラフィをやりたい!とそんな思いを持つ方にオススメしたいのが水彩絵の具を使ったカリグラフィなのです。
絵の具で色を混ぜるので表現の幅は無限大。このように段々と色が変わっていく文字を書くことができます。
習う前に私が抱いていたイメージ
水彩絵の具を使うというと、小学校の時の図工の時間が思い浮かんで気持ちが乗りませんでした。
あの時のイメージをそのまま持ってくると「汚い」であったり「片付けが異常にめんどくさい」であったりマイナスなイメージしかありません。
どうしても洗い場でパレットや筆入れを一生懸命洗っていた記憶が思い起こされるわけです。
でもワークショップで十数年ぶりにやってみると、そんな面倒な片付けは特に必要ないことが判明したんです。
そこも含めて、必要な道具から説明していきますね。
必要な道具
- 水彩画用ふで
- 絵の具
- 水入れ
- パレット
たったこれだけです。
水彩画用ふでは写真に写っている「ぺんてる みず筆」がかなり使いやすくてお勧め。
水入れも小さなものでいいので、私は鮭フレークの空き瓶を使っています。
パレットは原色を置いておくスペースと調合スペースがあればこのように基本的なもので大丈夫。
でも折り畳みタイプや固形インクがついてあるものもあるので、それを使うと一石二鳥です。
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少しずつ色を変えるグラデーションの作り方
絵の具を使う場合はパレットの小さなスペースに一色ずつ入れます。
ここのスペースに筆を使って水を足して伸ばし使いやすいようにしておきます。
あとは好きな色を使って書き始めるだけです。
筆を紙から離しても違和感がないところで一旦止めて次の色に移ります。
前の色とできるだけ近い色相の色にすると綺麗なグラデーションになりやすいですよ。
私はこの時、水の分量が難しいので1色目と2色目を真ん中の調合用スペースで混ぜてから紙に乗せるようにしています。
3色目も同様に真ん中のスペースに次の色を足していくのですが、グラデーションを行う上で気を付けたいことが色を変えるときに筆を洗ってはいけないということです。
水入れを用意してはいますが基本的には絵の具を延ばすための加水に使うか、暗い色で終わったけど次の書き出しを明るい色にしたいといったような場合だけで、ほとんど使うことはありません。
ちなみに「ぺんてるみず筆」には筆の中に水を入れて少しずつ出しながら使うという方法もあるのですがこの水分量の調整がかなり難しいので、特に初心者の方は水入れを別に置いて必要な時に継ぎ足す方がきれいに書けます。
たったこれだけ。簡単ですよね?
こちらの動画のように調合用スペースを使わずひたすら原色を継ぎ足していくという方法も良いので参考にしてみてください。
この場合だと水分が多めに取れることがあるので画用紙のような水彩画向きの紙である必要があると思います。
片付けはとっても簡単
私が一番嫌いな片付けですが、これが実は簡単なんです。
写真のようにパレットは洗わず、そのまま少し時間をおくだけでカピカピに乾くのでそのまま袋に入れて保存しています。
こうすることでパレットに出した絵の具を無駄にすることもなく、筆と水入れをすすぐだけで済むのでとっても簡単。
カピカピの絵の具は次回使うときに水を足すとまた生き返るので安心してください。
上手くなるとちょっとしたカードを可愛くできる
私もまだまだ修行の身ですが、水彩カリグラフィで可愛く彩られた文字は文字が書かれているだけでも可愛いのでちょっとしたカードを作るのにいいですよね。
私が想像しているよりもずっと簡単だったので是非みなさんも週末のささやかな趣味に水彩カリグラフィを加えてみてはいかがでしょうか。
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